サッシの断熱シートはどれくらいの効果があるのかを検証してみた

発泡ポリエチレンという素材で出来ているサッシの断熱シートがどれくらい効果があるのかを検証してみました。

結論としては、約3.1℃の温度低下が見られたので、十分に断熱効果があるとの結果が得られました。以下、その詳細です。



今回使用したサッシの断熱シートは「ニトムズ サッシ枠 断熱テープ 40 ホワイト 年中 夏冬 窓 防寒 結露抑制 リビング 寝室 幅広 幅4cm×長さ7m 1巻入 E1165」

同じ窓のサッシにこちらのシートを貼り付けた状態で、貼り付けていない箇所に比べてどれくらい断熱効果があるのかを検証していきます。 ちなみに、シートの貼り付けた箇所と貼り付けていない箇所は、同じ窓かつ同じ高さなので、条件(太陽からの熱の受け方)はほとんど同じです。また、断熱効果の測定は、非接触の温度計↓を使用しました。

温度測定箇所を約30秒間測定し、その平均値を実際の測定値としました。

結果は以下のとおり

条件 測定温度
シートあり 34.5℃
シートなし 37.6℃

断熱シートにより、約3.1℃温度低下の効果(断熱効果)があることがわかります。これをサッシ全体に貼り付けていれば、相当の断熱効果が見込めそうということがわかりました。

実際にシートあり・なしの部分を手で触れて見たのですが、はっきりとわかるほど温度差を感じました。たしかに温度計での測定でも3.1℃も差があるのですが、体感的にはもっと差があるくらい温度差を感じました。

断熱効果があるのは上の結果から見ても明らかですが、夏の時期は特に窓のサッシは熱くて触れるのもおっくうになるので、その対策としてシートを貼るという目的としても有効だなと感じます。

今回使ったニトムズの断熱シートは、裏側がテープになっているので、そのまま簡単に貼り付けることができます。その反面、幅4cm×長さ7mで658円(税込み)と少しお値段が気になります。お値段が気になる方は、以下のような発泡ポリエチレンのシートに、自分で両面テープをつけてみると良いかもしれません。

もちろん自分で両面テープを貼るという手間が増えるので、かなりめんどうではあります。ただ、発泡ポリエチレンのシートに自分で両面テープを貼る場合は、大量にあるのでいくらでも失敗できるし、窓枠が多くてもそれを余裕でカバーできるのでお財布に優しいという安心感はあります。

ただ、ニトムズの断熱シートはフィルムをはがせば、楽に貼り付けできて非常にお手軽なので、どちらも甲乙つけがたいですね。