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【恋愛ハウツー本?】「ぼくは愛を証明しようと思う 」を読んだ(著者: 藤沢数希)

Audibleで「ぼくは愛を証明しようと思う」を読んでみました

Audibleで「ぼくは愛を証明しようと思う」が入っていたので、聴いてみました。

blog.cd-j.net

↑のWebページによると、あの有名な実業家のホリエモンも絶賛しているとのことでした。 それだけ絶賛するなら読んでみたいなと思っていたところ、Audibleに入っていたのでラッキーでした。 感想を一言でまとめると、「かっこいいこと言っている恋愛ハウツー本」でした。

本の概要(ネタバレ含みません)

彼女に振られてしまった男性が、イケてる先輩男性から恋愛工学をレクチャーしてもらい、それまでとは全く異なるような異性との男女の関係につなげることができたという物語です。 男女の関係に繋げられるためのノウハウを「恋愛工学」と称して、その恋愛工学を駆使する主人公の様子が描かれており、なかなか刺激的な内容になっています。 男女の関係につながるという観点で、確率やリスクという言葉が出てくるので、おそらく恋愛工学という言葉を使っているのかなと思います。 しかし、工学という言葉の仰々しさに比べて、中身はいわゆる恋愛ハウツー本のような「この場合〇〇しろ」的なことが羅列されていました。

感想

物語の終盤では、恋愛工学が否定してきたような恋愛小説や映画みたいな展開になっていたのですが、結局この小説が伝えたいことはなんだろうと考えさせられました。 自分の中では、結局主人公は恋愛工学を学んだけど、いわゆる恋愛小説みたいなものに未練があるのか?それとも恋愛工学自体を否定したいのか? と疑問点が湧き上がりましたが、結論は出ていません。

恋愛工学という言葉のインパクトは大きかったですが、自分がイメージする工学と本で述べられている工学があまりにもイメージが一致しなかったので、Audibleで聴いている間は終始違和感の連続でしたが、これまでの恋愛ハウツー本的なものと比べると、数学的な観点で述べているという点で真新しかったりするのかなと感じました。 といいつつ、恋愛ハウツー本は若かりし頃(中学生ぐらい?)に本屋でサラッと見たぐらいの知識なので、いわゆる恋愛ハウツー本の実態を正直知らないのが本音です。

あと、本の出版が2015年ということもあり、主にナンパするためのアプローチ方法などについて述べられましたが、現代風のやり方だとどうなるんだろうか?という観点で聴いていました。 特に最近はマッチングアプリ全盛だと思いますので、マッチングアプリ版恋愛工学本というものが出たりしたら、おもしろそうですね。 調べてないので不明ですが、そういうハウツー本はありそうな気もします。

まとめ

「ぼくは愛を証明しようと思う 」を読んでみました。 恋愛工学という言葉のインパクトの大きさと、それを駆使する主人公のストーリーは一読の価値があるかもしれません。 最後は「こんな展開になるのかぁ」と思わせてくれる結末ですので、気になる方はぜひ読んで(聴いて)みてください。