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インベスターZの投資部の目標利回り達成はS&P500連動やオルカンのようなインデックスファンド一択で良さげな件

以前見ていた「インベスターZ」という漫画を最近改めて読み直しています。そこで、投資部の目標利回りって最近流行りのインデックスファンドに投資しておけば達成できるんじゃないかと思いました。

インベスターZとは?

そもそもですが、インベスターZとは一言でいうと投資漫画です。ある学校に入学した主人公が投資部という学校内ではほぼ知る人がいないという部活に入部することから始まります。驚くべきことに、投資部は学校の運営資金を投資部のメンバによる株式投資のみによってまかなっています。また、学校の資産も約3000億ということで、非常にスケールの大きい金額が本の一握りの学生の株式投資によって賄われているという奇抜な設定が非常に心を掴まされ、時間を忘れて没頭して読める漫画になっています。

ちなみに、インベスターZの作者はドラゴン桜で有名な「三田紀房」さんです。

投資部の目標利回り

さて、主人公が入っている投資部ですが、作品中で株式投資の目標利回りを8%に設定していました。初めてこの漫画を読んだときは、8%って結構保守的な数字だなと思いつつも当初はスルーしていました。改めて今回読み直すにあたって、この数字が少しひっかかりました。というのも、利回り8%という数字は投資の界隈では決して大きな数字ではないように感じたからです。

たとえば、アメリカ株の代表的な指数であるS&P500は直近10年間で年率平均リターンは14%超であり、指数算出が始まった65年前からの平均では約10%もあるからです。

www.businessinsider.jp

つまり、主人公の投資部の目標利回りを達成するのであれば、個別の会社の分析とかをせずとも、S&P500に連動するインデックスファンドに突っ込めば理論上は投資部の目標利回り8%は余裕で達成できるという計算になります。

もちろん株式相場は、リーマンショックで代表されるように節目節目で下落する局面があるため、単年でみたときは8%達成は難しいかもしれません。しかし、長期でみたときに目標利回り8%は決して無理な数値では内容に感じます。フィクションではありますが、学生の貴重な時間を使うよりもS&P500に連動したインデックスファンドや、利回りは少し落ちますがオルカンのようなインデックスファンドに突っ込むのが選択肢としては良いように感じました。

もちろんインデックスファンドなので、リスク分散している分、個別株投資で一発当てたときに比べるとリターンは小さくなるかもしれませんが、そもそも目標利回り8%に設定していることから、保守的な運用をしたいと推察されるので、それであればなおさらインデックスファンド一択で良いのではないかと思います。

インベスターZおもしろいよ

ということで、若干引っかかるポイントはありますが、とはいえ、漫画自体はお金とは何?という疑問から株式相場とは何?まで幅広い投資関連の話題が散りばめられていて、投資をしない人でも投資の世界をざっくりと知ることができる良い漫画のように感じました。読んだことない人はぜひ読んでみると良いかなと思います。